そこにも日東光器
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光ピックアップのしくみ
DVDプレーヤーでお気に入りの映画を見ているあなた―
そこにも日東光器の製品が使われているかもしれません。
光ピックアップとは?
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光ピックアップとは、CD(コンパクトディスク)やDVD(デジタル多用途ディスク)といった光ディスク媒体が光ディスクドライブやプレーヤに装填された際に、光ディスクから情報を再生したり記録するための、レーザー光源と受光部品、そして精密メカ部品からなる能動的な光学パーツのことです。 |
光ピックアップの基本原理
レコード針の針先はサブミリ(約0.5mm)のサイズでしたが、光ディスクピックアップではレーザー光を顕微鏡のレンズのような非常に優れた対物レンズを用いてわずか1ミクロン(1μm)という細いビームに絞っています。このように、レーザー波長サイズ程度に細いビームを作るには、最先端光学技術を支える超精密光学部品が必要なのです。

図のように、光ピックアップでは、内部のレーザー光源(レーザーダイオード)から発されたレーザー光を、光ピックアップ内部のさまざまな光学部品によって反射させたり、あるいは通過させながら、光ディスクの情報記録面(微小ビット列)に到達させます。そして、光ディスクに到達したレーザー光は、はねかえって光ピックアップへと戻ります。光ピックアップ内部では、反射光が処理されて、自動焦点エラー検出信号、自動トラッキングエラー検出信号、そして情報データ(電気信号)に変換されます。
また、反射光から焦点エラー信号やトラッキングエラー信号が光ピックアップ内で検出されると、自動的に焦点調整やトラッキング調整が行なわれます。このように自動制御が行われた後で、はじめて光ピックアップのレーザー光が、光ディスクに刻まれたデジタルデータ信号を読み出したり、同じようなレーザー光で光ディスク情報面にデジタルビット情報を書き込むことができるようになるのです。焦点エラー信号の誤差範囲は±1μm、トラッキングエラー信号の誤差範囲は±0.1μmというとても超高精度なものです。
ちなみに、CDでは波長780nmの赤外線半導体レーザー(レーザーダイオード)が、DVDでは波長650nmの赤色レーザーが使われ、Blu-ray
DiscやHD DVDなどの次世代DVD用ピックアップでは、波長405nmの紫青色レーザーが使われます(波長が短くなるほど、より多くの情報を1枚のディスクに記録・再生が可能です)。
このため、複数の規格に同時に対応する光ディスクドライブには、光ピックアップを複数個搭載したり、複数のレーザー光源(2波長,3波長)に対応が可能なビームスプリッターやプリズムなどの高品質光学部品が搭載された光ピックアップが必要になってきます。
日東光器が作っているものは?
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日東光器では、この光ピックアップの中に無くてはならない、これらの光学部品を作ることで、光ピックアップ技術に貢献しています。 |