グレーティングは、光を一定の法則にしたがって分解するものです。正確に作られた格子から分光される光は、0次光とそれ以外の多数次光に分光されます。一般には分光機器に多く用いられますが、特殊な使い方として、CDやDVDなどの光ピックアップのトラッキングとして利用されています。 日東光器では、フォトエッチングによるグレーティング加工を行っています。

エタロンは、平行平面の面を利用して光を反復反射させることにより波長を狭帯域化させ、より正確な単色光を取り出すことができます。ソリッドタイプとエアギャップタイプがあります。半導体テクノロジーの進歩とともに微細化・高精度化が進むエキシマレーザーリソグラフィーおいて、日東光器では、KrF/ArFレーザーに対応した光学部品の製作を行っています。

ファブリ・ペロー・エタロン（エアギャップエタロン）は、多重反射をする光学素子です。反射率の高い2枚の平行平面（オプチカルフラット）を、特定の間隔に、かつ平行に固定しています。反射面には波長に応じた反射膜を蒸着しています。光通信用の狭帯域フィルター用や半導体露光装置エキシマレーザー用などで使われます。

ソリッドエタロンは、高精度平行平板のエタロンです。光通信向けDFBレーザー用波長ロッカーなどで使われます。平行な2面間の厚み制御技術および、面精度・平行度の精度加工技術により、任意のFSRで優れたフィネス特性を実現します。

高耐熱特性を有するポリイミド素材を多層膜フィルターの基板に使用します。ガラス基板では不可能であった極薄基板フィルターの製作が可能です（基板厚み6〜10μm）。

多層膜フィルター用途などで製作されます。基板が無いため、光カップリングロスが無いフィルターを実現できます。

フォトエッチングに不可欠のフォトマスク用の基板として、高精度に仕上げた基板を日東光器は提供します。

・基板：低膨張系ガラス
・表面粗さ = 3Å以下（現在）　※目標＜1.5Å
・平坦度 = 63nm以下（現在） ※目標＜50nm
・平行度 = 61.8nm以下（現在） ※目標＜50nm

任意の処理を施した結晶に対し、高精度の研磨加工と蒸着加工（反射防止膜）を一貫して行うことができます。レーザーパワーに対する耐性にも優れています。

CaF2（フッ化カルシウム）は、広帯域高透過特性材料として真空紫外〜赤外光領域までを透過する優れた特性を保持しています。
日東光器では、その特性に注目して、通常のガラスでは通すことのできない波長帯域用の光学デバイスのご提案を行っています。

近年、GaN系化合物半導体を基本とする、青あるいは青紫系LD、LEDが市販されています。これらは、短波長光の高エネルギーにより窓材（樹脂）が失透し、発光効率が低下するという問題が見受けられます。
日東光器では、この課題をクリアし、信頼性の高い発光・受光素子のご提案を目的としてCaF2材を使用した光学ウインドウ（窓材）をご紹介しています。

シリンドリカルレンズは、円柱状の屈折面を持つレンズです。一定方向にのみ曲率が付いているため、光の焦点は平行方向に列の焦点を結びます。

・形状精度 = λ/10
・粗さ精度 = 0.3nm以下(RMS)
・サイズ = 直径200mm以下
・形状 = 非球面

磁気力顕微鏡に用いられるカンチレバーを提供します。独自の薄膜形成技術により、高保磁力を実現しました。
・保磁力：10kOe以上

合成石英、もしくはシリコン基板でのマイクロレンズアレーです。 合成石英基板は耐熱性に優れており紫外線( i-line等)に使用可能です。シリコン(Si)は合成石英より高屈折で、光通信用帯域、赤外帯域で使用可能です。

お問い合せ、お客様のご用途、ご要望をお教えください。
光学設計、目的、ご用途に従い最適な光学設計をご提案します。
レイアウト・機構設計、光学設計後、モジュールの構造、機構設計をご提案します。
光学部品製造、アッセンブル加工、レンズ並びに、プリズム、フィルター等の製造、組み立てまで承ります。
試作（開発）〜量産加工、検証用試作品〜製品化に向けたプロトタイプ品更に、量産品まで承ります。